2019-01-01から1年間の記事一覧

JIS A 5308  7.3 水

附属書Cに適合するものを用いる。 スラッジ水は高強度には使用しない。 附属書C 水は、上水道水 上水道水以外の水 回収水の3つに区分される。 水を混合して使用する場合、各々が各規格値に適合していなければならない。 上水道水以外の水の規格値 縣濁質物…

JIS A 5308  7.2 骨材

附属書Aに適合したものを用いる。 再生骨材Hは普通・舗装コンクリートに適用する。 各種スラグ骨材は高強度コンクリートには使用できない。 なお、附属書Aに規定する砕石・砕砂、フェロニッケルスラグ細骨材、 銅スラグ細骨材電気炉酸化スラグ骨材、砂利…

JIS A 5308  7.-1セメント

セメントは以下の規格のものを用いる。 JIS R 5210 普通ポルトランドセメント JIS R 5211 高炉セメント JIS R 5212 シリカセメント JIS R 5213 フライアッシュセメント JIS R 5214 エコセメント

JIS A 5308  6.配合

a) 配合は箇条3(JIS A 5308 種類)、箇条4(JIS A 5308 品質)に規定する 品質を満たし、箇条10(JIS A 5308 検査)に合格するよう、生産者が定める b) 生産者は配合計画書を配達に先立って購入者に渡さなくてはならない c) 生産者は、購入者の要望があれば…

JIS A 5308  5.容積について

レディーミクストコンクリートの容積は、荷卸し地点で納入書に記載してある容積を下回ってはならない。

JIS A 5308  4.品質について

レディーミクストコンクリートは、荷卸し時にコンクリートの強度・スランプ・スランプフロー・空気量・塩化物含有量について以下の条件を満足していなければならない。 1.強度 圧縮強度試験を行ったとき、次の条件を満たしていなければならない。 尚、材齢に…

JIS A 5308  3.種類について

レディーミクストコンクリートの購入に当たってはa)~q)までの項目について 生産者と協議する。 a)~d)までは購入者が指定 a) セメントの種類 b) 骨材の種類 c) 粗骨材の最大寸法 d) アルカリシリカ反応の抑制方法 e)~h)は必要に応じて協議したうえ指定する…

混合セメント 高炉セメント

高炉スラグ微粉末と普通ポルトランドセメントを混合したものである。 ※高炉スラグ微粉末の密度は2.90程度 混合することにより、C3Aが減る→化学抵抗性向上 C3Sが減る→水和熱が下がる C2Sが減る→減少しても潜在水硬性の効果で 初期強度は低いが長期強度は高く…

シリカセメント

普通ポルトランドセメントとシリカ質微粉末を混合したもの 主に、二次製品に使用される。 A種:5%~10% B種:10%~20% C種:20%~30% 水和熱に規格値なし 強熱減量はA種のみ規格あり 5%以下 全アルカリ規格なし 塩化物イオン規格なし シリカ質混和剤…

セメントの凝結試験 JIS R 5201  附属書A

ビカー針装置を用いて試験を行う 標準軟度のセメントペースト作製 ・機械練り 資料500g±1gを量り採り、標準軟度に必要な水を入れる ↓ 60秒混錬 ・手練り 資料400±1gを量り採り、標準軟度に必要な水を入れる ↓ 90秒混錬 ※標準軟度=ビカー針装置の標準棒が…

セメントの強さ試験 JIS R 5201 付属書C

・1(セメント150kg):3(標準砂450kg):0.5(水75kg)の割合で 40㎜x40㎜x160㎜のモルタルの角柱を3体作る。 ・成形はテーブルバイブレーターで行う ・成形後、20~24時間の間に脱型 ※材齢1日の供試体は20分で脱型 曲げ強さ 供試体の両端で試験を…

セメントの粉末度試験 JIS R 5201

ブレーン空気透過装置を用いて試験を行う ベッドの作成 試料10gを50mlの瓶に採り、封をして1分間振る ↓ 0.005gを量り採る 質量=(試料の密度xベッドの体積)x(1⁻ポロシティー0.500前後) ※ベッドは測定ごとに作製する マノメーター液の線間の降下時間を…

セメントの密度試験

ルシャテリエフラスコと、完全に脱水した鉱油を用いて試験をする 質量/容積=密度 単位は g/㎤ 試験方法 鉱油をルシャテリエフラスコの目盛り0~1mlの間まで入れる ↓ 資料100gを誤差0.1gまで計り、フラスコに投入する ↓ フラスコ内の空気を追い出した後、…

比表面積

物体に対しての単位質量あたりの表面積

セメントの安定性試験 JIS R 5201

試験方法にはパット法とルシャテリエ法がある ・パット法 標準軟度のペーストを練り混ぜてパット作る ↓ 130mmx130mmのガラス板の上に高さ15mm直径100mmを2つ円形をつくる ↓ 養生箱にいれて24時間±1時間放置する ↓ ガラス板がついたまま容器内の水中…

強熱減量

セメントの新鮮度(風化の度合い)を表す目安である。 試料をある一定(セメントの場合975℃±25℃)で強熱加熱した場合の 質量の減少量で計測する。 風化が進むと大きくなる。 ※フライパンに乗せて炙るイメージ 水分は蒸発する→蒸発した分質量が減る=強熱減量…

中性化

中性化 空気中の炭酸ガス(二酸化炭素)が毛細管空隙を通じて侵入し、 細孔溶液中の水酸化カルシウムと反応し、水酸化カルシウムは炭酸カルシウムと 水になる。 これによって、コンクリートはアルカリ量が低下(PH低下)して中性に近づく。 これをコンクリー…

フライアッシュ

石炭火力発電所で捕集される。 Ⅰ~Ⅳ種まであり、一般的にはほとんどⅡ種が使用されている。 特徴 ①粒子は滑らかな球形 粒子が球形→ボールベアリング作用ににより、 水量減少→乾燥収縮減少+必要セメント減少→水和熱減 ②ポゾラン反応 水硬性を有さないフライア…

高炉スラグ微粉末

鉄鉱石、石灰石、石こうを混合し、鉄を製造する工場で、 銑鉄を製造する際に生じる副産物である。 銑鉄(せんてつ)(ずくてつ):高炉や電気炉などで鉄鉱石を還元して取り出した鉄 石灰石と鉄鉱石のシリカ分が結合したものがスラグ 高炉から排出された溶融…

アルカリシリカ反応

セメント中のNa(ナトリウム)、K(カリウム)が毛細管空隙中の水に溶けることにより、NaOH(水酸化ナトリウム)、KOH(水酸化カリウム)となる。 これらが不安定で結晶性の悪い反応性骨材のシリカ鉱物を溶解し、溶けたシリカ鉱物がコンクリート中の水酸化カ…