セメントの安定性試験 JIS R 5201

試験方法にはパット法とルシャテリエ法がある

 

・パット法

  標準軟度のペーストを練り混ぜてパット作る

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  130mmx130mmのガラス板の上に高さ15mm直径100mmを2つ円形をつくる

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  養生箱にいれて24時間±1時間放置する

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  ガラス板がついたまま容器内の水中にいれ、容器を加熱する

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  自然冷却した後取り出し、膨張性のひび割れ・反りの有無をみる

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  2つとも良の判定でなければならない

  1つが不良の場合、再試験となる

 ・ルシャテリエ法

  セメントペーストを指示針のついた円筒形の試験器具に詰める

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  2枚のガラスに挟み、24時間湿空養生後にガラスを外し3時間煮沸する

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  自然冷却後、煮沸前後の指示針間の距離を比較した値を、安定性の尺度とする

 

※現状、国産のセメントで不良が出ることはほとんどない