アルカリシリカ反応

 セメント中のNa(ナトリウム)、K(カリウムが毛細管空隙中の水に溶けることにより、NaOH(水酸化ナトリウム)、KOH(水酸化カリウムとなる。

 これらが不安定で結晶性の悪い反応性骨材のシリカ鉱物を溶解し、溶けたシリカ鉱物がコンクリート中の水酸化カルシウムと反応することで、吸水性の高いアルカリシリカゲルを生成する。

 

 アルカリシリカゲルが給水→骨材が膨張=コンクリートが膨張→ひび割れ発生